アリクイ工房

迷い犬を保護した話「小犬のまゆげ」を綴っています

小犬のまゆげ プロローグ

2013年の年の瀬のことだった。

当時小学生の息子が、「公園にいた」と、迷い犬をうちに連れてきた。

 

我が家では動物を飼ったことが、ほとんどない。

掬ってきたおたまじゃくしを蛙にしたことがあるくらいだ。

なのにいきなり犬を連れてきて、どうしろというのか。

 

結果からいうと、その犬は無事、飼い主にお返しすることができた。

うちにいたのは3日だけ。

けれど、平穏な日常にさざ波がたった、印象深い3日間だった。

 

だいぶ間があいてしまったが、その記録を残しておきたいと思った。

お付き合いいただけたら幸いです。

 

 

※子どもたちの名前は仮名です。